脂肪肝の改善

アルコール性脂肪肝と非アルコール性脂肪肝の違い

アルコール性脂肪肝と非アルコール性脂肪肝

 

脂肪肝にはアルコール性脂肪肝と非アルコール性脂肪肝があります。

 

 

アルコール性脂肪肝も非アルコール性脂肪肝も、自覚症状がほとんどないため気が付きにくく、治療も後回しにしてしまいがちです。

 

確かに肝臓に脂肪がついているだけではそんなに害のある病気という感じがしませんよね。

 

しかし、アルコール性脂肪肝も非アルコール性脂肪肝も、肝硬変や肝臓がんといった肝臓病を引き起こす原因になる恐ろしい病気です。

 

 

アルコール性脂肪肝と非アルコール性脂肪肝のことを知って、対策していきましょう。

 

 

アルコール性脂肪肝とは

 

お酒の飲み過ぎで起こる脂肪肝は、アルコール性の脂肪肝になります。

 

お酒にはエネルギーが含まれていますから、飲みすぎるとエネルギーが消費しきれずに余り、脂肪となって蓄えられてしまうことで脂肪肝になります。

 

また、肝臓はアルコールを分解するために働きます。お酒を飲みすぎることで肝臓が忙しくなり、脂肪の代謝にまで手が回らなくなると、やはり太る原因になります。

 

日本酒で換算すると毎日3合以上のお酒を飲んでいる人は、アルコール性の脂肪肝になるリスクが高いと言われています。

 

アルコール性脂肪肝は、お酒が原因な訳ですから、禁酒をすることが回復への近道です。

 

 

非アルコール性脂肪肝とは

 

脂肪肝というとお酒を飲む人がなる病気というイメージがあるかもしれません。しかし、お酒を飲まない人でも脂肪肝になることがあります。それが非アルコール性の脂肪肝です。

 

非アルコール性脂肪肝の主な原因は、生活習慣の乱れです。食べ過ぎや栄養の偏り、運動不足といった生活習慣の乱れは、お酒を飲まなくても非アルコール性脂肪肝のリスクを高めます。

 

また、精神的なストレスも非アルコール性脂肪肝の原因になります。ストレスがかかると体が飢餓状態と勘違いして、エネルギーを蓄えようとしてしまうので、太りやすくなるのです。

 

非アルコール性脂肪肝は、進行すると非アルコール性脂肪肝炎(NASH)になり、幹細胞が壊れる肝臓病に発展する可能性があります。

 

肝硬変や肝臓がんといった死亡リスクのある病気に進行する可能性や、糖尿病や高脂血症、高血圧といった生活習慣病を併発する可能性も高いため、早期治療をすることが大切です。

 

非アルコール性脂肪肝を治すには、栄養バランスの良い食事、腹八分目といった食生活の改善や、運動習慣をつけることなどが効果的です。メタボや肥満傾向のある人は、ダイエットをして改善させることが予防につながります。

 

 

まとめ

 

アルコール性脂肪肝と非アルコール性脂肪肝の違いについてお話ししました。アルコール性脂肪肝も非アルコール性脂肪肝も、自分の努力次第で治せる可能性が高い病気です。アルコール性脂肪肝や非アルコール性脂肪肝を予防し改善するために、生活習慣を整えていきましょう。