肝臓が沈黙の臓器と呼ばれる理由や意味
なぜ肝臓は沈黙の臓器と言われるのか?
肝臓は沈黙の臓器と呼ばれていますよね。なぜ肝臓は沈黙の臓器なのでしょうか。
肝臓が沈黙の臓器と言われる理由は、肝臓に障害が起こっても気が付きにくいから、という理由があります。
肝臓の病気は脂肪肝や肝炎、肝硬変、肝臓がんなどがありますが、いずれも初期症状がほとんどありません。
腹痛や腹水、発熱、黄疸など、何か症状が現れた時には病気が進行してしまって手遅れになる可能性もあります。
肝臓が多少弱っても痛みなどの分かりやすい症状が出ないことが、沈黙の臓器と言われる理由です。肝臓の他に膵臓も、同じ理由で沈黙の臓器と呼ばれています。
沈黙の臓器肝臓の再生力
なぜ肝臓は病気になっても症状が出づらいのでしょうか。その理由は肝臓という臓器の強さにあります。
沈黙の臓器である肝臓は、少し切り取っても再生する機能があります。
とても強い臓器で、肝臓の85%が壊れても働き続けると言われています。強い臓器ですが、病気になっても症状が現れず気が付きにくいという欠点があります。
中には肝臓の機能が低下するとだるい、ボーっとする、肩がこるなどの症状を自覚する場合もありますが、自覚症状だけで肝臓の病気かどうか見分けるのは困難です。
これが、沈黙の臓器と言われる理由になっています。そんな沈黙の臓器、肝臓でも、病気が進行すると簡単には治らなくなってしまいます。
沈黙の臓器である意味を理解して、定期的に検査をし、肝臓に負担をかけない生活を心がけていくことが肝臓病の予防につながります。
脂肪肝などの肝臓病は痛みが無いという理由から、治療を後回しにしてしまいがちです。しかし肝臓は沈黙の臓器ですから、症状が出た時には進行してしまっている可能性が高いです。肝臓に異常が見られたら、すぐに改善させていくことが大切です。
まとめ
肝臓が沈黙の臓器と呼ばれる理由をご紹介しました。肝臓が沈黙の臓器と言われる理由は、機能が低下しても症状がほとんど無い、という理由があります。肝臓を守るためにも、普段から肝臓をいたわっていきましょう。