二日酔いによる脂肪肝対策
二日酔いすると脂肪肝になる?
二日酔いは、肝臓にとても良くない状態です。
二日酔いはアルコールの過剰摂取により、肝臓で有害物質のアセトアルデヒドを十分に処理できないことで起こります。有害物質によって頭痛や吐き気、胸焼けなどの不快な症状が現れます。
つまり、二日酔いするということはお酒を飲み過ぎて肝臓に負担をかけてしまっているということです。二日酔いするまでお酒を飲むことを続けていると、脂肪肝になるリスクは増加します。
脂肪肝は肝臓に脂肪がついているだけ、というイメージがあるかもしれませんが、肝硬変や肝臓がんを引き起こす恐ろしい病気でもあります。
二日酔いを防止して、脂肪肝の予防と改善を行っていきましょう。
二日酔いで脂肪肝になる原因
脂肪肝は、肝臓に脂肪が溜まっている病気です。アルコールを飲み過ぎると脂肪肝になるのは、お酒にもエネルギーが含まれているため、食事から摂取するエネルギーと合わさってエネルギー過多となるためです。消費しきれずに余ったエネルギーは脂肪となって蓄えられます。
だからといって食事量を減らしてお酒を飲むのはもっと良くありません。空腹での飲酒は肝臓への負担を増加させ、二日酔いや悪酔いの原因になります。さらに肝臓はアルコール分解を行いますが、お酒の量が多いとアルコール分解の仕事で忙しく、脂肪の代謝ができなくなってしまいます。
二日酔いになるまでお酒を飲むということは、脂肪肝になりやすくなるということです。飲酒量の目安としては、1日3合以上のお酒を飲む人は脂肪肝のリスクが高くなると言われています。
二日酔いを防ぎ脂肪肝を対策する方法
脂肪肝を予防し改善するためにも、二日酔いにならないように肝臓への負担を減らしていきましょう。
禁酒は脂肪肝を治す最も手っ取り早い治療方法です。禁酒ができなくても、飲酒量を減らしていきましょう。1日1合以下、週に2日の休肝日を設けると効果的です。
お酒を飲む際は何かおつまみを食べてから飲むようにし、合間に水やお茶を飲みながらお酒を飲みましょう。しじみに含まれるオルニチンやタウリン、ウコンなどを普段から飲んでおくと肝臓の機能を高めることができます。
まとめ
脂肪肝と二日酔いについてお話ししました。二日酔いになるまでお酒を飲むのは、脂肪肝のリスクを高めてしまいます。肝臓病を予防するためにも、二日酔いを防いで脂肪肝を治していきましょう。