脂肪肝の改善

お酒を飲まない人も気を付けたい肝臓の病気

お酒を飲まない人も肝臓の病気になる?

 

肝臓を悪くして病気になるのはお酒をよく飲む人、というイメージがあるかもしれません。

 

 

確かにお酒をたくさん飲む人は、肝臓に負担をかけてしまうことは事実です。

 

しかし、肝臓の病気になる可能性があるのは、お酒を飲まない人も同じです。

 

お酒を飲まないから肝臓の病気にはならない、と油断してはいけないのです。

 

 

肝臓の病気は自覚症状がほとんど無いことで知られていますから、なおさら肝臓の健康には気を遣っていく必要があります。

 

 

お酒飲まない人もなる!肝臓の病気

 

お酒を飲まない人でも起こりうる肝臓の病気は、ウイルス性の肝炎や非アルコール性脂肪肝があります。

 

ウイルス性の肝炎は、血液や体液を介して感染します。食事でも感染することがあるので、衛生状態の悪い場所での食事や、加熱不足の肉などには注意が必要です。ワクチンが普及してからは肝炎にかかる人は減っているようです。

 

そして、お酒を飲まない人の肝臓の病気で恐れられているのが、非アルコール性脂肪肝です。

 

非アルコール性脂肪肝は、お酒を飲まない人で、生活習慣の乱れやストレスなどが原因で起こります。食べ過ぎや運動不足によって摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ると、余ったエネルギーが脂肪となり、蓄えられていくのです。

 

肝臓に脂肪が溜まりフォアグラ状態になった肝臓は、脂肪肝と呼びます。お酒を飲まない人の非アルコール性脂肪肝がなぜ恐ろしいかというと、他の生活習慣病との合併や、非アルコール性脂肪肝炎、肝硬変、肝臓がんなどの病気に進行する可能性があるからです。

 

お酒が原因のアルコール性脂肪肝は、禁酒をすることで回復します。しかし、お酒を飲まない人の非アルコール性脂肪肝は、生活習慣を改善させる必要があります。

 

食事はよく噛んでゆっくり食べ、腹八分目までにし、かつ栄養バランスの良い食事を心がけ、毎日適度な運動をすることが、非アルコール性脂肪肝を治す方法です。

 

ただこの生活習慣の改善が難しいという訳です。

 

ですがメタボや肥満を改善できれば、非アルコール性脂肪肝になるリスクも激減します。自分の努力次第で治せる可能性が高いので、病気が進行する前に、肝臓に優しい生活を心がけていく必要があります。

 

 

まとめ

 

お酒を飲まない人の肝臓の病気についてお話ししました。肝臓の病気はお酒を飲む人だけのものではなく、お酒を飲まない人も気をつけていかなければなりません。生活習慣を正し、肝臓の病気を予防、改善させていきましょう。