脂肪肝の改善

脂肪肝の方は早食いに注意

早食いが原因で脂肪肝になる?

 

食事をするといつもみんなよりも早く食べ終わってしまう、忙しい仕事の合間に急いで食べているから早食いになってしまう、などなど、ついつい食事が早食いになってしまう方も多いと思います。

 

 

早食いはご飯を早く食べられるので時間は節約できるかもしれません。しかし、早食いは健康的にはあまり良くない行為です。

 

とくに肝臓に脂肪が溜まる脂肪肝という病気を気にしているかたは、早食いには気をつける必要があります。

 

 

ではなぜ早食いが脂肪肝に悪いのか、その理由をご紹介します。

 

 

なぜ早食いは脂肪肝に悪いの?

 

早食いが脂肪肝に悪い理由1
  • 食べ過ぎてしまうから

早食いをするとお腹の中の食べ物の量を把握する前にどんどん食べてしまい、気がついたら満腹以上になっていた、ということが起こります。

 

食べ過ぎは内臓脂肪の増加につながりますので、脂肪肝に良くありません。

 

 

早食いが脂肪肝に悪い理由2
  • 唾液の分泌量が少なくなるから

早食いの人は唾液の分泌量が少ない傾向にあります。噛む回数が少ないので唾液がでないのです。

 

さらに、水やお茶などの飲み物で食べ物を飲み込んでいる場合、体が唾液を分泌する必要はないと判断してしまい、もっと唾液が出なくなってしまいます。

 

唾液は消化を助ける働きがあり、唾液の量が少なくなることは消化器官などの内蔵に悪影響を及ぼします。

 

 

早食いが脂肪肝に悪い理由3
  • 消費エネルギー量が低下する

早食いだと唾液が出にくくなり、そのことは消化エネルギー量にも影響します。

 

消化を助けてくれる唾液の量が少なくなることによって、消化活動や吸収活動量が低下し、消化エネルギー量が低くなってしまうのです。

 

内臓脂肪を燃焼したい脂肪肝の方は、ぜひともしっかり噛んで唾液を出しながら食べたいところです。

 

 

早食いが脂肪肝に悪い理由4
  • 栄養の吸収率が下がる

早食いによって一度にたくさんの食べ物が胃に入ってしまうと、十分に栄養を分解しきれずに腸に運ばれてしまいます。

 

せっかく健康のために食べた食事も、栄養がしっかり摂れなければ無駄になってしまうのです。

 

 

早食いが脂肪肝に悪い理由5
  • 血糖値が急激に上がる

早食いをして一気に食べ物がお腹に入ると、血糖値を下げる「インスリン」の分泌が間に合わず、血糖値が急上昇してしまいます。

 

血糖値が高くなると肝機能が低下し、脂肪肝の悪化に繋がります。

 

 

早食いを防止する方法

 

このように、早食いは脂肪肝を悪化させてしまう原因となるのです。

 

ですから早食いを防止して、脂肪肝を改善させていきましょう。食生活の改善は脂肪肝を治すためにも、予防するためにもとっても大切なことです。

 

なかなか早食いを治すことができないという方は、下記の早食いを防止する方法を試してみてください。

 

早食いを防止し脂肪肝を改善する方法1
  • 利き手ではない方の手で食べる

 

早食いを防止し脂肪肝を改善する方法2
  • 1口20回以上噛むなど回数を決め、数えながら食べる

 

早食いを防止し脂肪肝を改善する方法3
  • 15分以上かけて食べるなど時間決め、計りながら食べる

 

早食いを防止し脂肪肝を改善する方法4
  • 食べ物を飲み込むまで飲み物を飲まないようにする

 

 

まとめ

 

脂肪肝を改善させ、肝臓の健康を保つことができるよう、早食いを少しずつ改善させていきましょう。できそうな改善方法から試してみてくださいね。